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ドコモのICS対応っていつなん?

3 Aug

さて、ドコモが遥か昔の今年3月にリリースした内容

「「docomo with series」「docomo NEXT series」「ドコモ タブレット」(18機種)の Android4.0へのバージョンアップについて

なんだけど、これっていつになるのー?
リリース文にも「■バージョンアップ開始時期 2012年7月以降順次(予定)」となっているにも関わらず7月は音沙汰無し・・・

さらには世間では4.0のICSを飛び越え、次の4.1 Jelly Beanの話題で熱くなっているのである!
なので正直いまさら「ICSに対応しました!」とドコモに言われても正直萎える。萎えまくりである。
まあドコモは責任もって色々と検証してくれてはいるんだろうけど、さすがに遅すぎるよ・・・。特にハード的にほぼ同じと思われるacroのau版はICSに対応すると発表しているので、より一層ドコモというキャリアが遅く見えてしまんだよねー。

ってなわけで噂されている新型iPhone。
これが出たら間違いなくキャリアごと移行してしまおうと、改めて思う今日この頃でした〜。

KOBOがやってきたー

21 Jul

ってなわけでシレッと何事もなかったように、久しぶりにBlogを更新。
今回はつい最近の7/19から正式サービスを開始したKOBO端末について。

なんと、会社で社員全員もらえました。どうやら社長からのプレゼント、ってことらしいですが寄付金になるのか等の会計処理が気になるのは元経理マンだからか。。。
ちなみに箱は上の写真みたいに、かなりスッキリした感じ。実際のカラーごとに、箱の色も違うみたいね。意外に凝っているよう。

箱を開けるとこんな感じ。デフォルトのフィルムは剥がさないと使えなさそうなので、速攻ではがす。

色が黒なので、見づらいけど背面はキルトのようなプラスチック素材。最初はへんてこりんだなあ、と思ったけど、意外にこれが指にひっかかり、滑り止めになって良い感じ。iPadとかだとツルツルだから滑るのよね、その意味では好感触。

ほんでもって起動してみると、昔のマックみたいなアイコンがでてちょっと待たされる。

で、言語選択画面がでてくる。ここであえて「日本語」ではなく、なぞの「オランダ語」とか選択する衝動にかられるも、根がチキンなのですぐに日本語を選択。

で、そうすると早くもPCにつなげろ〜、と言われる。
ちなみにマニュアルの類のものは殆ど同梱されていないので、ここまでノリでやるしかない。
まあ、こんな端末買うのはある程度リテラシーある人だから問題ないのかもしれないが、時代は変わったなあ、としみじみ。

PC/Macとの接続はUSB Micro Bという、最近だとほぼ全てのAndroid端末のUSBと同じ。つなげると、ディスクとして認識した。で、すかさずKOBOの画面上にあるhttp://rakuten.kobosetup.comにいくと、WinとMac用のアプリのインストーラーがあるので、それを深く考えずに入れてみる。ちなみにAdobe Airで作らている気がするが、面倒だから確認はしていない。

アプリのインスコはすぐに終了。再起動も必要なくサクサク。
起動すると楽天IDとのヒモ付をするように、楽天IDとPWを入れるように促される。ちなみにオープン当日はこの認証のところがサーバ負荷の問題でトラブっていたようで20回ぐらい入れるはめに。。。楽天しっかり!

でも気合で無事乗り越えられた。ちなみにこの後はFirmのアップデートなどが色々あってなんだかんだで30分ぐらいはセットアップで時間かかったが、使えるようになったのでそちらの本題へ。

まず、本ですがデフォルトで青空文庫から7冊あるのですぐに読書はできる。(ちなみに青空文庫ってのは、著作権切れの過去の名作をテキストでフリーでくばっている人や仕組みの総称。細かいことは自分で調べてね。)

上の画面は本棚のリスト表示。一番下段の「????」は自炊したマンガのファイル。どうやら日本語のファイル名はNGなようだ。途中で飽きたので細かいことは検証していないが、Findingsをまとめると、、、

・SDカードなどはドライブ直下に置けばOK
・むしろSDのディレクトリとかは認識してくれない
・自炊ファイルは、JPGをZIPに圧縮したもので、拡張子がZIPはNG
・ 上記の拡張子を「.cbz」に変更してあげればOK

 

で、実際はこんな感じ。細かい文字は正直読みづらい。
昔呼んだことあるマンガを読むのであれば問題ないが、新しいマンガをこれで読むのは躊躇するかも。

ページ送りは 、Eink独特の白黒反転はあるが、思ったよりサクサクとページはめくれる。
ただ、iPadとかで想像しているピンチによる操作や、軽快感は一切期待しないほうが幸せである。

 

ちなみにEinkは視野角という意味では本当に優秀。
ホント紙みたい。ただ、バックライトないからもちろん暗いところでは読めない。

最後に、サイズ感。
右隣はXperia NX。iPhoneよりデカく、iPadより小さいみたいなもんか。ただ軽いのは間違いない。

総評としてだが、今はなんと値段が7,980円なのでそういう意味では破格だと思う。同じようなハードスペックのWiFiモデルがソニーのReaderだと1.6万。まだKindleが正式に上陸していないのが気になるけど、まあそんなに差の無い価格でぶつけてくるでしょう。

ってなわけで一番重要なのはコンテンツ。コンテンツの購入はさっきのデスクトップのアプリからでも、本体をWiFiにつなげれば買えるようなのだが、これは実は全然触ってないw。興味ある人は、デスクトップアプリを入れればストアを見れるからここから入れてみてちょhttp://rakuten.kobosetup.com

 

いずれにせよ、Amazonは嫌いではないが、さすがに日本までKindle一色になると、今後の日本の将来が心配になるのでここはKOBOに頑張って欲しい。 と、いうわけで打倒KindleでKOBOを買おう!

 

ソニーの社長交代劇はどうなることやら

23 Dec

ちょっと前の東洋経済の記事が気になった。
ソニー社長交代に圧力、背水のストリンガー体制(1)

大変だよな、ハワードも。
まあ腰痛を言い訳にするのであればさっさと辞めればいいのに、と思いながらも、億単位の報酬があるとやめれないのか。。。それとも次に引き継ぐまでの責任を感じているのか。。。

いずれにせよ、この記事の真偽はわからんが、もし本当に過去のOBに会っているのであれば、かなり本末転倒な気がする。要は彼の就任直後の目標はエレクトロニクスカンパニーの次のステージにするという意気込みだったのに、いまさら過去のイケイケGOGO時代の老人の話を聞いたところで、その会話の中に本当にアップル、SAMSUNG、Amazonなどと戦えるヒントが存在していると思っているのか?しかももし井原さんなどの過去の経営陣を招き戻すのであればより一層意味が分からない。

ちょこっとだけでもソニーにいた身としては、すごい頑張って欲しいと本当に思っている。現にSonyTabletPも使っているし、過去にVAIOは10台近く買ってきたし、クリエは未だに家に1台あるし、myloなんて2世代保有しているし、電源を入れなくなったRollyもあるし、CyberShotも使ってるし、NEXも買ったし、PSP3さらにはPSPgoまで持っていて、さらにはAiboまで飼っているレベルな自分はソニー好きだと自負できる。

で、よく言われていることが「最近のソニーにはワクワクしなくなった」ってやつだけど、それは本当にそう思う。
でも思うに、これってソニーの製品というよりかは厳密に言うと、「ソニーがつくる製品ジャンル」になるのではないかと思う。

結局過去はハードありきの時代だったがゆえに、ハードとしての「最軽量」「スタミナ」というのがマーケティングとしても心地よい響きを演出していたのだけど、もはやそんなものは二次的に優先されるものであって主役ではなくなった。陳腐だけどiOSファミリーが提供するような「Experience」が最重要なわけであって、iPodよりハード的なスペックで優れている競合商品があってもそれはメガヒットにはならなくなってしまったことを認識する必要がある。

さらには、結局ソニーが販売する商品ジャンル、例えばテレビ、デジカメ、ウォークマンなどにおいて、「ワクワクする商品」を作り出すことを期待することが非現実的な「ムチャぶり」だと思う。コモディティ化と言えば正にそうで、「動いて当たり前」「小さくて当たり前」「電池長持ちで当たり前」という消費者が思う「前提条件」をくつがえすことは不可能だと思う。その次のエクスペリエンスを求めているのであって、そこが勝負すべきところなのだ。それがあってなおかつiPad2、iPhone4のようにハード的に優れていればそりゃさらに売れる。

もちろん、コモディティ化した業界でも生き抜くことは可能だと思うが、少なくとも売上7兆円レベルの規模での存続は難しいと思う。先日読んだ元ソニーの辻野さんの本、「<a href="” target=”_blank”>グーグルで必要なことは、みんなソニーが教えてくれたにもあったが、iPodと戦っている部隊が未だに「音質はiPodより良い」という土俵で戦っているのにガッカリした描写があり、それは激しく同意である。

かといって「じゃあどないせいっちゅーねん」ということに対する明確な答えは無いのだが、少なくとも何年も赤字をたれ流しているテレビ事業は、市場としての伸びもあるわけないと思うので止めてしまっていいと思う。というよりそういうドラスティックなことをするのがハワードの役割だと思っていただけに、この数年間の「事業形態」「商品ラインナップ」「ビジョン」の変化の無さにはソニーファンとして本当に残念だ。まあアップルもrakeemが大学生時代には倒産しそうだったのに、10年間で時価総額世界一になった例もあるので、なんだかんだで期待している今日この頃である。

仕事はじめ

4 Jan

今日から出社。

でも、会社のある大崎駅を降りてみて、ちょっとした異様な光景に
胸騒ぎを覚える。。。。人が異常に少ない。一瞬頭をよぎる不安。

「もしかして会社って明日から?」

会社の門の前にたどり着く。

予感的中  _| ̄|○

d,ど、dasea、で、で、でも、いいんです(←動揺)。
こうしてネタになったし、何より年末最終日は風邪で休んでしまったので、
何かと仕事は溜まっている。明日からのスタートダッシュをかけるためにも
事前にやっておけばスムーズな仕事始めができるものです。

ってなわけで2006年も前のめりな感じで気づけば転がっていました。 

著作権

26 Sep

最高にウケました。

ヒロユキ(2chの管理者)最高です。

 「のまタコ」キャラ展開? ひろゆき氏、エイベックスに公開質問状 

 

改革の痛み

26 Sep

日経にも記事があったのでご存知の方もいるかと思いますが、ここで一丁。

 ?ストリンガー改革、出足から「ソニーvs.SONY」の様相

 ?ソニー会長、英紙に不満表明・「事業整理の熱意ない」

 

まあ、社内で色々ともめているようですね。ただ株主の視点からしてみれば雇用者を守るなんて観点は無いでしょう。株主が求めているのは利益です。ってなわけで不必要な人材はやはりクビにしないといけないでしょう。特に結果をだせていないマネジメント!そうお前だっ!!!

ってこんなサイトを一上場企業の役員が見ているわけ無いよな。。

 

で、資本主義から見た「期待されているソニー」があると同時に、消費者市場が求めている「期待されているソニー」も当然あるわけです。

 ・ソニーの説明責任とは

 ・ソニーのヒット商品史

色々と苦しみぬいて一皮脱皮して欲しいですねー。
早く何か「It’s a SONY!」と思わずマンセーしたくなるような商品を送り出して欲しいです。最低は1年待たないと厳しいかな。

ちなみに個人的には5年前から提案している犬型マッサージ器、

   VAIBO

が市場を創造すると思っています。

バ○ー犬とバイ○レーターの夢の合体。
これは確実にブレークスルーするのではないかと信じているのですが。。。

 

高橋がなり氏あたりに頼んでみますかね。

3 Jun
昨晩はG2の家に宿泊。
その前に麻布十番のカフェに行ったのだが、これがまたすごいことになった。ぬわんと、その場で立て続けに知り合い3組に会ったのだ。
 
最初にG2のいとこ。
次に会社の同期ヨッスィ
そして最後に俺の飲み友達(♂)のカップル。
 
いやー、びっくりするわ。わずか数時間の間にそんなにたくさんの知り合いに会うなんて滅多にないよ。しかも麻布十番とかいう比較的平日には行かないところに。。。
 
ま、G2の従兄弟とはそんなに絡まなかったのだが、最終的には、?のヨッスィとその友達と、?の俺の友達カップルの計6人で怪しく盛り上がりました。楽しかったっす。いやあ、いい一日ですた。あれで金曜日だったのに最高だったのに。。。くしくも昨日は木曜日ということで、午前1時ごろには解散したのだ。
 
さて、G2の家にいったら奴がおもしろい本を読んでいたので、ちょっと読み始めてみた。読んだのはこれ ↓
 
史上最短で、東証二部に上場する方法。
 
テイクアンドギブニーズの社長、野尻佳孝の自伝本。

ちなみに知らない人のために説明するなら、このテイクアンドギブニーズとは今流行のハウスウェディングをいち早く始めた会社。最初は普通のレストランと提携してはじめたのだが、今は全国に何箇所もの自前のレストランをもっているかなりスゲエ会社だったりする。

 
最近は若手ベンチャー企業の自伝がホリエモンに始まり、藤田晋などと流行っていたが、ここにその中でも異色の「非IT」企業の社長ときたもんだ。

俺もIT系の社長の本は何冊か読んだけど、たいていはネットバブルもあり、時代の流れに乗りつつ、会社を買収したりなどして、急激に大きくなる姿が他の本では多い中、今回のは違う。ITが絡まないゆえ、地道に大きくなるしかない業種なので、「正に人で勝負」的な内容であり、かなり刺激を受けた。

 
一番驚いたのは、この野尻社長が元渋谷のチーマーであり、さらにはそのあと名門の明治大学ラグビー部に在籍していたこと。まあ本を読めばある程度理解できるとはいえ、チーマーから明大ラグビー部とは理解できねえ。。。。やっぱ人生は波乱万丈が一番ってことか。
 
ちなみにこの若き日の野尻社長の話で一番おもしろかったのが、ラグビー部での理不尽すぎる体育会生活。完全な縦社会であり、
  4年=神
  3年=人間
  2年=奴隷
  1年=犬
という構図がなりたっているさまざまなエピソードはそういう世界を知らない人にとってはかなり新鮮だろう。かくいうrakeemも実は某大学でボート部に所属しており、意味不明な縦社会の合宿生活で大学4年間を過ごしたのでかなり共有できるものがあった。みんな俺が体育会といってもなぜか信じてくれないけど。いやー、でもああいう世界の中からはベンチャー精神なんかは生まれないと思っていた自分の既成概念がぶち破られてかなりいい刺激ですたわ。
 
さて、この本を読んで二つの関心することがあった。
 ?社員の教育とモチベーション向上に社長自ら意志をもっていること
 ?単純にすげえ夢のある会社だと感じたこと
 
この二つって今の世の中なかなかないよね。特に?に関してびびったのが、社員が全員財務諸表の教育を受けているということ。P/L、B/S、C/F。全てを人通り教えているらしい。これはすげえ。俺が思う会社の理想論だ。野尻社長としてもみんながコスト意識をもつことが重要であると信じ、これを徹底している。そして当然ながら肉体労働も多いので、その中でどのようにして人間をマネジメントしていくか、という形で会社のビジョンをしっかりもっている。企業価値では他のITベンチャーより小さいかもしれないけど、人間的には一番できているなあ、と勝手に思ったりした。
 
?はそのまんま。人生最良の日の一つである「結婚式」に関われるってのは一個人として最大の喜びになるのではないか。rakeemもよく友達の結婚式に関わって、踊ったり、ビデオ編集したりしているけど、その過程は色々大変だけど、友達の笑顔でそういうのが全てふっとんで報われる、どころかこっちまで幸せになれるよね。そういうのに関われるのは確実に幸せなことです。ま、でも気になったのが、野尻社長自身がまだ独身ということだが(笑)。今日当たり合コンしてんだろうな。
 
ま、しかしここであえて付け加えるなら、こういう仕事ってのは当然週末も働くので、俺自身がここに就職するとは思えないが(笑)、逆に思ったのが、
 
 「ここの株は買いたい。株主になりたい。」
 
これ。これです。そう、俺自身はこの会社におけるプレーヤーにはなれないが、ものすごい共感を覚えたので、それにどう関われるかと考えたらやっぱり株を買うことなんだよね。もちろんどこまで発展するかは分からないので博打的な要素も強いかもしれないが、あの野尻社長の言うことが本当なら、絶対いける会社だと確信した。
 
そしてそう思っている自分を客観的に見て、こういう社長の書籍ってのは最強のIRツールなんだと思った。経営理念、社会に対する姿勢、そういうのが全て見えてくる(少なくともそう感じる)。
 
これって実はかなりいいビジネスなのでは?と、おもむろに出版社をみたら
 
 「あめーば」
 
と書いてあり、
 
 「なんだやっぱりどっかが絡んでるのか(藤田)_| ̄|○ 」
 
と思ったんだけど、こういう形でのIRってのは今後増えてくるだろうね。IRもできて、印税も入る。もう良いところ尽くし!!
 
こりゃ俺も何か起業するしかねえ!
 
 
と、意味不明に思った一日でした。
ちなみに読み終わったのは朝の3時。その後謎の生命体(別名『蚊』)と数時間戦う羽目になり、ほとんど寝ていないことをあえて付け加えておこう。
  

座り読み

9 May
本日は一日も早い社会復帰を実現すべく、8時に起床。
そのまま10時の待ち合わせに間に合うように渋谷へGO。
渋谷で駐車して待ち合わせ場所を確認すべく携帯メールを見ると、
なんと待ち合わせは11時  _| ̄|○
 
適当にハンズやサクラヤにて時間をつぶし、11時に友達と集合。FRAMESというカフェにて軽く4時間ほど議論。なかなか有意義な会であったが、余りの長居に途中で追い出される。

夜の用事まで3時間は時間が余ったので、そのままBook1stに一人で直行。ここは以前から興味のあったこの本の立ち読みならぬ、座り読みを試みる。Book1stはどういうインテンションかは分からないが、なぜか椅子がたくさん用意されているからこういう芸当ができちゃうのよね。

で、感想。
まあ普通におもしろいね。大賀元社長をかなりボロクソに書いていたが、俺も個人的にはすごい同意。ただ余り出井会長について書いていなかったのが印象的。まあ著者的には出井会長は前任の経営者の負の資産を片付けるのに精一杯だった、ということか?まあその辺はあくまでも俺の深読みなので、彼の意見は結局は分からないが。。。

ちなみにこういう経営者の本を読むと、経営者というのは次世代の経営者に対してやはり『負の資産を残してはいけない』、と感じる。逆に着任したばかりの経営者は、もし負の資産が存在するのであれば、すぐさまその負の資産を処理しないと駄目だとも感じた。例えそれが適切な会計基準を超えていても、強引に押し込むべし。それぐらいの意志をもたないと会社の飛躍の芽がつぶれる可能性があるのかと。。。

 
例えばゴーンの日産の復活もすごい。彼は『日産180』というリバイバルプランにおいて、見事コミットメントの1つであった「連結有利子負債を0にする」という荒業をやってのけた。その他色々な費用をガシガシ引き当てたりして費用の計上を早めたりしたが、いずれにせよ、一度ウミを全て吐き出したというのが社内のモチベーションにもものスゴイ『プラス』な影響があったかと。一気に吐き出すことで、翌年以降は上昇するだけである。V字回復も裏を返せば、一度落ちて上がったところは、実は元の位置、という至極当たり前の事実に基づいているのだ。でも余計な資産・負債がなければ後は昇るだけだから見た目は派手に見える。ちなみにそういう俺も毎晩ウミを吐き出しているのに、それでも吐き足りないというのはどういうことかと・・・・_| ̄|○

ま、そんなキモイ戯言はさておき、上記以外に特に本に同調したのが「社内」で財務諸表を読めない経営管理をやっている人が多いということ。これは私も今痛切に感じていることです。目茶目茶フラストレーション溜まります。新人教育が足りていないからか、はたまたそんなことできなくてもこれだけ会社がデッカクなってきたから必要ないと思われているのか。原因は分からないけど、経理管理という名の下、数字の集計しかしていない人が多すぎですね。全然経営になっていません。P/Lしか見ていないという経営は果たして長続きするのか。まあ恐らくできない、というのが今のソニーの財務諸表と利益が証明しているでしょう。

 
今回、ソニーは社長が変わるということでガッツリと新社長の中鉢さんには大鉈をふってもらって、改革をしてもらいたいと思います。間接人員は今の半分でもいいと思う。一気にいらないおっさんをクビ切っていかないと、若い連中のやる気もなくなるし、何より今やっている業務が当たり前・高水準、という間違った思想・文化が変わらない。おっさんがいなくなった時に若い人たちが自分たちで考えて経営手法を考えたり、業務を改善していくのがソニー再生に貢献すると信じている。

そんなわけで、FY2005には今B/Sに載っている余計な資産(当然人員含む)などは一気に吐き出すのがよろしいかと思いますが、いかがでしょ?か???>中鉢しゃん

 
おっと明日から会社だ。がんばろうっと。

米大統領選

3 Nov

そろそろ大詰めを迎えた米大統領選。
もうあと数時間後にはOHIO州の結果も出て、決着がつくでしょう。

で、この大統領選を見ていて不思議に思うのは、なんだかんだ言っても
米国民がBushを支持している事実。あんだけ無意味な戦争を身勝手に
起こし、それにより、今この時間にも全く罪の無い人が死んでいるのに
それでも支持があるというのはホント不思議だよな?。まあKerryが
大したこと無いから消去法でBushとなっているのかもしれないけど。

で、今日CNNとかでずっと選挙戦を見守っていたんだけど、アメリカの
地図でどの州でどっちが勝った・負けたってのを見てて気づいて面白いと
思ったのは、内陸はほとんどBushが圧勝、それに対してCalifornia、そして東海岸の州はほとんどKerryなんだよね。これをうがった見方をするならば、

 CA・東海岸 = 高度な教育を受けた国際感覚を持った人
  内陸   = 低所得層、アメリカから外に出たこと無いような人

ってことなのかなあ。まあこんな簡単に二つに別れることはないし、
俺の偏見・先入観丸出しだけど、それでも極論でいえばこの見方が正しい
のではないかと思ったりする。つまり、やっぱり大方のアメリカ人
というのはまだまだ国際感覚に欠けているってことかなあ、と。

もちろん、日本だって田舎に行けば同じようなものだけど、日本と違うのは
アメリカ人はアメリカ大統領を選ぶ権利をもっているわけで、実質その大統領
というのは地球上最も権力を持っている人。
そんな地球規模の影響力を持っている人を、自分の国のことしか考えて
いないような人たちが選んでいいのかぁ!、という疑問がある。

まあ、アメリカ大統領はたまたま世界的に影響力があるわけで、まずは
自国内の政治家のTopという側面ありきだから仕方がないと言えば
仕方が無いけどね。

いずれにせよ、俺はBushの顔が嫌いだからもう見たくない。
Kerryならまだ見れるから(ちょっと顔長いけど)、頑張れKerry!

中国脅威論

18 Oct

中国。

最近の報道ではやっと「知識」の集合体としての中国がよりフォーカスされてきたと感じる。
以前はあくまでも「安い労働力」にフォーカスされてきたけど、BusinessWeekにしろ、
日経新聞にしろ、最近はもっぱらR&Dなどの記事が目につく。

まああれだけの人口がいて、それで尚かつその中で競争原理が働けば、かなり凄いのは
火を見るより明らか。経済が開放される以前から中国では英才教育制度があったので、
そういう結果が数学オリンピックとかの結果を見れば日本との差が一目瞭然なのよね。

1998年から2004年のだけの7回を見てもなんと中国の優勝回数5回!
日本なんて毎年10位前後で推移してる。中国すごくない??日本どしたぁ、頑張れヨ!!!
(もちろん日本の参加者を責める気は毛頭無し。かくいう自分は高校時代に予選に応募して
 12問中6問正解で予選パスのところを泣く泣く5問正解で落ちました。。。)

しかも昨今の日本は「ゆとり教育」とか言っちゃって、今の小学生なんて円周率が
「およそ3」って教わってるんだぜ!!!???
そんな国民が英才教育受けている連中に勝てるわけがねえよ!!
多分中国のエリート小学生なんて、小学生のくせに微分積分とかやってんだぜ!?
cos、sin、tanなんて朝飯前だよ絶対!!(妄想)

やっぱね?、日本はそろそろこの中途半端な「共産主義」的な思想から脱したほうがいいかと。。
話がずれるけど、人間に与えれている権利というのは平等ではあっても、能力は平等では
ないんだよね?。だからできる人にはどんどん教育すればいいと思うし、そういうのを
受け入れる土台を国民の意識でもつべきだと思う。日本は「英才教育」とかってなると
すぐ「ひいきだ」とかそういうアホな発想するオバチャンがでてくるからなあ。
そういうオバチャンのガキはえてして出来が悪いんだけど。。。(笑)

まあ、話は戻るけど、数学業界全体で見ると、中国のそのベースとなる力は最近やっと
欧米諸国に追いついてきたということらしいけど、得てしてブレークスルーってのは
総合力よりもむしろ個人の能力の方が大きいと思うので、今後の知的財産における中国の
脅威を切に感じる今日この頃。
安易に中国にR&D部隊をつくる会社が多い中、(MicrosoftのXBoxのグラフィックチームは
中国にでっかいR&Dセンターがあるそうな)日本はどうあるべきか。優秀なR&D部隊を
安く雇える中国という市場は魅力的だけど、果たしてそれがその次の10年の国益に
つながるのか?「物作り」の日本はどうなるのか?
キャノン、シャープとか今好調な電機メーカー各社は日本に生産の拠点を戻しているようだけど、
それが5年後に吉とでているか、凶とでているかがすっげえ楽しみです。俺の予想では
「やっぱりダメだった」ってなると思うんだけどね。そりゃ日本人という方が国民性的に
器用、まじめ、とかあるかもしれないけど、それ以外の部分、つまり税金、部品費、物流コスト、
物価、保険料とかでこのままだと勝負できないんじゃないかと思うね。日本の実効税率、高過ぎ。

ってなわけで50年後に中国がどうなっているのか。
そして中国の次の脅威は一体どこの国なのか。
それともそもそも「国」というイデオロギーが今後存続していくのか。
非常に興味があります。

資本主義の真価、そして進化がここ数十年問われると思う。
ああ、適当に書いてたら何が言いたいのか分からなくなってきたのでもう寝る。おやすみ。